peep pea poop

知人への生きています報告 あるいは将来的な墓標

しっちゃかめっちゃか記


しばらく同行者がいたので、更新ができなかった。

その間にも、まぁそれは色々と起こったので、覚えている範囲で、書ける範囲で、綴っていきたい。なぜなら現在、空港に缶詰になっており、非常に暇だからだ。

 


今回海外渡航しているのは、一応仕事であった。一応、と言ったのは小規模な個人の依頼であって、自分で飛行機のチケットを取って良かったのでそこに少しだけ旅程を足してワーケーション的な旅になるはずだった。

 


とりあえず、仕事は無事目標を達成でき、全員生きて日本に帰る空港には戻って来れた。そう、これだけでもう成功と言えるのではないか。

 

なぜならこの依頼主(これ以降、Mとする)は本当にアクシデント引き寄せ体質なのだ。


例えばMは行きの飛行機に乗り遅れ、booking.comで予約したホテルは、くだんのサイトの不始末の一貫で勝手にキャンセルされており、取り直したホテルも連泊の予定が1泊しか予約されておらず、連泊を当てこんで洗濯をした私たち従事者は、ずぶ濡れの下着類を袋に入れて持ち運ぶことになった。


また、予約したプジョーの車は全然知らない新興メーカーのものに勝手に変更されており、その車は途中で追突事故に遭った。カウンターの対応もひどくて、予約した時の値段の三倍の保険に加入させられた上に、ここには車の鍵がないからと違う空港ターミナルに向かわされた。


そして悪天候でつるつるの道をなんとか辿り着いた帰りの空港は、カウンターが一時的にセキュリティ違反があったとかで警察が捜査に入るためクローズしており、Mは時間内に手荷物預け入れができなかった。

 


しかし裏を返せば、仕事の期日に間に合うように現地入りでき、夜はもれなく安全なホテルに泊まれた。肝心の仕事のアポはきちんと取れていた。

 

事故に遭った誰も知らぬブランドの車はなんとか最後まで無事に働いてくれて、こちらに過失がなく怪我人もいない追突事故で、保険に入っていたため追加の出費はなかった。最終日もとりあえず飛行機には乗れたみたいだしMの荷物は別の同行者が持って帰れる範囲のものだった。

 


軽微なアクシデントだらけだが、全員身体は無事だし、Mに慣れている強者たちは特にひどく動揺したりしない。むしろ、リカバリー力はあるし、憎めない人で面白い。

 


ちなみに私の今日の午前の便は悪天候でキャンセルされ、午後便を取り直したが間違えて明日の便にしてしまい、さらに手数料を払って変更した。ボスニア行きの飛行機も1月(Jan.)と6月(Jun.)を間違っていたので結局行けなかったし、こんなことは60カ国ほど行ってきて初めてである。

 

それに関してはなんらかの悪影響を受けているのかもしれなく、これ以上はもう御免被りたいところだ。